大谷翔平!

2022/07/02

 今朝のニュースで、大谷翔平選手の6月の活躍について目にしました。蒼野もずっと注目しているファンの1人として、また日本人として本当に誇らしいです。健康長寿とは少し違う話題になってしまいますが、どうしてあんな信じられない活躍ができるのか知りたくなって、今日は調べてみました。

 今、大谷選手は絶好調です。6月の投手成績は、4勝1敗、防御率1.52。9日以降に限れば、4先発で4勝、防御率も0.34です。打者としては打率.298、6本塁打、17打点。9日以降に限定すれば打率.355、出塁率+長打率(OPS)も本人が目標としている1を超えて、1.189です。球界で最高の投手と球界最高の打者が同一人物であると言っても過言ではない成績なのです。

 今まで誰もやったことがないことがどうして出来るのか知りたいですよね。それは一言で言えば、やはり考え方と習慣に集約される様です。大谷翔平選手は1994年7月5日、岩手県生まれ、現在27歳で、身長193cm、体重102.1kg。右投げ、左打ち。血液型はB型です。恵まれた身体であることは間違い無いです。

 小学校2年生で、神奈川の硬式リトルリーグで野球を始めました。お父様も25歳まで社会人野球に打ち込んでいて、環境を考えて岩手に転居後は、翔平の小学校時代は監督、中学校の時にはチームのコーチとしてそばで指導していたそうです。父親が監督でも試合に出るためには、みんなに納得される実力が無いといけないと感じていて、人一倍練習しました。

 父親との交流は、「野球ノート」でした。交換日記の様に、父がその日の評価やアドバイスを書き、翔平は試合での反省や今後の課題を書いていました。アウトプットが習慣になり、課題を解決してゆくことに夢中になれたのです。父がいつもアドバイスしたのは、たった3つのことだったそうです。

 「大きな声を出して、元気よくプレイする」「キャッチボールを一生懸命に練習する」「一生懸命に走る」ということです。これは今でも大谷選手の姿勢や、意識の中に息づいていますよね。この基本を守りながら、試合や練習で起こったことをインプットし、それを分析してアウトプットして、どんどん成長するという日々を過ごしていたことがよく分かります。

 ノートをとる習慣はプロ入り後も続いています。野球に関すること以外の気付きも箇条書きで残しているそうです。読書の習慣があり、小説、ビジネス書から漫画まで幅広く愛読し、心に残ったフレーズをメモします。書く習慣が、大谷選手の深く考える力を、鍛えています。

 高校時代は決して順風満帆では無かった様です。1年時は主に野手として起用、2年の夏は太腿の肉離れ。のちに骨の成長が筋肉に追いつかない骨端線損傷も患い、3年春のセンバツは故障明け、アマチュア野球史上最速160キロをマークした夏は、甲子園出場が叶いませんでした。

 高校時代はケガのせいでピッチャーが出来ない時期の方が長かったため、その分バッティング練習をたくさんしました。試合では3番、4番を打たせてもらい、バッターとしての自分が「どんどん良くなっていくのを感じた」そうです。それが二刀流につながったのですから、ピンチはチャンス、後から考えれば、怪我も必要なことだったのです。

 大谷選手は課題を乗り越えられない原因をほかへ求めません。「先入観は可能を不可能にする」と考えているのです。これは大谷選手が高校時代に好きな言葉として紹介しています。これは伝説のプロボクサー、モハメド・アリ氏の名言の「不可能とは、自力で世界を切り開くことを放棄した臆病者の言葉だ」と同じことですよね!

 どうしたら課題を乗り越えられるかを、常に考える求道者が大谷選手なのです。突き動かしてきた原動力は「160キロのボールを投げたい、もっとホームランを打ちたい」という気持ちです。2015年から徹底したウエートトレーニングで増量を図り、身体を変えました。「一生懸命に走る」ことを続けることで、さらに足が速くなっており、これが走塁にも生きています。

 こう聞くと自分には真似できない特別な人と思いがちなのですが、意外にも大谷選手は自身を「マイナス思考」と自負しています。良かった試合より、失敗した試合の方が心に残り「もう少しこう出来たのでは、こうすれば良かったのでは」といつも考えてしまうそうです。そして課題を見つけ克服するための方法を自分で考えるのです。

 全てを自分に求めるのが大谷選手の強さなのでしょう! 「今まで大事な試合で勝ち切れなかったのは、自分の中に足りないものがあったから」と大谷選手は言います。野球の面白さも「自分の中で課題を消化するところ」と言います。まさに自己実現を日々具現化しているので、毎日、楽しくてしょうがないのでは無いでしょうか?

 大谷選手は子供の頃から、一番楽しいものに向かって、やるべきことをやっているだけなのでしょうね! 少年時代はゲームにも興味を示さず野球漬けの日々を過ごしました。練習がない日は遊びにも行かず、自宅で休養していたそうです。2016年、日本シリーズを制して日本一に輝いた日本ハムの優勝旅行中もトレーニングを忘れず、パーティー後も、ウエートトレーニングで締めたそうです。

 その上未来を見据える俯瞰力も卓越しています。今目の前にいるバッターを抑えるだけではなく、若い世代が入れば対戦相手もどんどん変わることから、現在の成績に満足していたら、チャンスを失うと考えています。そしてそのチャンスを失うことを「もったいない」と大谷選手は言うのです。

 大谷選手の相手選手の観察も変わっています。動画を見て、相手の弱点を探すのでは無く、良い所を探すそうです。他選手の動きを観察し、自分に取り入れられる部分を探しているのです。いろいろな選手の投げ方や打ち方を見ながら「次の練習ではこうやってみよう」「この人のこういうところを真似してみよう」と研究する時間が大好きだそうです。

 大谷は常に相手の長所を見ています。相手の弱点を突くよりも、自分がどう成長するかだけに興味があるのだと思います。インタビューを見ていても、結果や成績には、あまりこだわっていないことは感じられますよね! これが大谷翔平の強さの秘密なのでしょうね!

 自分がどこまで出来るかということに対して不可能とは考えず、自分のしたいことに意志を持って進む人。成功するかどうかは重要ではなく、結果よりも、誰もやったことのないことにチャレンジできることに喜び、楽しんで日々を過ごす人が大谷翔平という人なのですね!

 2022年のメジャーリーグで、先発投手と指名打者を一人で同時に兼任できる通称「大谷ルール」が導入されました。これだけ結果を残し、人気を博しても、謙虚さを忘れずに歴史を変え続ける人が世の中にいるのですね! ずっとずっとI love you Shohei Ohtaniと叫びたい!

 蒼野も含め、一般ピープルには、とても真似ができない部分も多いとは思うのですが、自分自身と深く対話する姿勢だけは持ち続けて、残りの人生を後悔が残らないように過ごしてゆきたいものです。自分の可能性に制限をかけないように、意識してゆきたいと思います。

 去年の7月1日から毎朝書いている日記が、ちょうど1年を迎えた蒼野でした。

参考書籍: 不可能を可能にする 大谷翔平120の思考   大谷 翔平

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