愛犬と肥満!

2022/08/29

 今日は少しゆるいブログです。愛犬の健康を考えるために、犬の肥満について調べて見ました。人間との共通点もあったりするので、ご興味のある方は読んでみて下さいね。犬の肥満の原因、病気との関係、解消の仕方について書いてみます。

 犬においても肥満は万病の元の様です。蒼野の家でもこの6月に3代目のワンコが、家族になりました。1代目と2代目はゴールデンレトリバー、1代目は14年生きました。愛媛県の松山に住んでいた頃、3人の娘達がまだ小さな頃に飼い始め、近くの川沿いをよく散歩しました。川に入って泳ぐのも大好きな犬でした。

 2代目のゴールデンは、1代目が老衰で亡くなったあと、寂しくてすぐに家族に迎えました。この頃は北九州に住んでいて、家のすぐ近くに広い公園があり、ここでボールを投げて走らせていました。レトリバーと名が付くだけあって、猛ダッシュでボールを加えては持ってきてくれました。

 福岡に引っ越してからはあまり走れなくなりました。毎日歩く散歩だけではストレスが発散できなかったのでしょうか? 8年目に痙攣重積を起こし、そのまま逝ってしまいました。ショックでしたが、自分の事故などもあり、すぐに次の家族が決まらないないまま1年が過ぎました。

 そして満を持して、3代目の柴犬がやって来ました。初の中型犬なのですが、運動量は物凄いです。走るのもボールを追うのも大好きです。健康を考え、おやつや残飯は与えていません。妻と交代で朝晩散歩に行っていますが、1回の散歩が1時間から1時間半くらい掛かるので、こちらが強制的に散歩させられている状態です。

 生後5ヶ月で家に来たのですが、元気にすくすく育っており、5.7kgだったのが、7カ月になった現在、7.6kgになっており、体長もぐんと長くなっています。柴犬の平均では7カ月で5.5kgなので、随分と大きなお嬢ちゃんです。触ってみても肥満はしておらず筋肉質で、いっぱい動くので成長ホルモンが出まくっている様に思います。

 さて近所を散歩していると、柴犬を飼っている人は多いです。見た目では丸々した犬が多く、半分くらいの柴犬が肥満している様に見えます。調べてみると、人間と同様、犬も肥満は万病の元と書いてあります。犬は自分で食べ物をチョイスする訳ではないので、肥満するかどうかは飼い主に掛かってます。

 犬の肥満は次の様な病気につながるそうです。命に関わりやすいものとしては、循環器、呼吸器疾患。肥満になった体の隅々まで血液を運ぶために、心臓の負担が増えます。高血圧も起こりやすく、頚部の脂肪で、気道が圧迫されると、呼吸がしにくくなり換気障害が起こります。

 増えた体重は、足腰の関節や靭帯に負担をかけます。骨関節炎や椎間板ヘルニアなどの病気を発症しやすくなるのです。糖尿病については、ヒトよりもなりにくいとは言われていますが、肥満しやすい食べ物を与えることで発症する事があります。

 脂肪肝にもなりますし、脂肪が多い分、麻酔薬が効きにくい、傷の治りが遅くなるなどの症状も出やすくなります。膵炎や皮膚感染症も起こりやすくなり、体内での炎症が慢性化するため、免疫力が下がり、がんなどのリスクも高まるのです。全部ヒトと同じだなあと、思いました。

 適正体重は、体格にもよるため、一概には決められませんが、ボディ・コンディション・スコア(BCS)といって、見た目とウエストのくびれ具合、肋骨の触り具合などで、1から9までのスコアをつける事ができます。理想は真ん中の4~5で、肋骨を覆う余分な体脂肪が無く、簡単に触れる事ができ、腰がくびれ、腹部が引き締まっているのが適正とされます。うちの子は、親バカかもしれませんが現在は適正だと思います。

 太る原因としては、病気による2次性の肥満と、生活習慣による原発性の肥満に分けられます。病気によるものは獣医さんに任せるしかありません。原発性肥満=単純性肥満は、愛犬の生活習慣で改善する事ができます。これもヒトと同じなのです。

 まずは食事です。栄養バランスの整った犬専用の食事を、適正量与える事が大事です。炭水化物の割合が多くなると太るのはヒトと同じです。しかし、肉などのタンパク質ばかり与えると、腸内のデブ菌が増えてバランスが崩れ、肥満しやすくなります。

 おやつも重要です。可愛くてつい上げたくなりますよね! ヒトが食べ切れなかったご飯も、あげたくなってしまいます。蒼野も先代の2匹には古くなったご飯などを与えてしまっていました。2代目が早死にした反省もあって、今回は心を鬼にして、遊んであげるだけに留めています。

 一口だけならと思いがちですが、60kgのヒトの一口は7.6kgの柴犬の8口弱です。また一度やってしまって味を占めると、つぶらな瞳で「ちょうだい!」と訴えられることになるのは過去の経験で分かっています。最初が肝心と思い、余ったものも捨てる様にしています。この辺が難しいところかもしれません。現在飼い犬の半数が肥満、外で会う柴犬の半数が肥満なのは、食べ物を与えないのが難しい事だからなのでしょう!

 一気にがっついて食べてしまうのも、肥満につながります。時間をかけて食べられる様な工夫も良い様です。知育玩具に詰めて、遊びながら食べさせたり、ドッグフードを一個ずつ投げて取りに行かせたりするのも、遊びとストレス発散を兼ねておりオススメです。

 食べることしか楽しみがない、ストレスが溜まる生活は、肥満の原因となります。ちゃんと外に連れ出す事が大切なのです。退屈な生活によるストレスを打破するには、いっぱい遊んだり、走ったりすることが必要です。知らない場所を歩いたり、広い所でボール遊びすることで、適正な食欲が維持できるのです。

 こうして調べてみると、3代目までの長いワンコとの生活で、自分が感じている健康法が修正され、正しい方向に向かっているのが分かりました。今ボール遊びは8mのリードで、ゴルフボールを投げて追わせるのですが、飼い主も一緒にダッシュしないとボールに追いつかない事があります。6月20日に家に迎えて、7月1日に蒼野がダッシュでふくらはぎの肉離れを起こしてしまったのは笑い話です。

 もうすっかり回復したのですが、自分も準備運動をして、気をつけながら走る様になりました。しかし最近ではさらに走力も持久力も上がって来ており、ついて行くのが大変です。犬を散歩させているのか、こちらが身体を鍛えられているのか分からなくなって来ましたが、これからも付き合ってゆきたいと思っています。

 家に居る時は、尻尾を追ってぐるぐる回って遊んでいるか、腹を上に向けて爆睡しています。それを見ているだけで、脳にオキシトシンが出てくるのを感じています。以前のブログで、犬を飼うことで飼い主の健康も増進することを書きましたが、散歩をかかさなければ、飼い主が肥満になることもなさそうだなあと、自分自身でも実感する今日この頃です。

 2カ月以上経っても、まだお手も覚えない我が子ですが、これからも太らないよう、長生きできるよう、健康に気をつけてあげたいなあと思っている蒼野でした。

https://blue-zone-life.com/犬と健康!/

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