そして、アウトプット!!

2022/03/04

 インプットときたらアウトプットの話を書かないといけません。蒼野はこの本を読んでから、ブログを書き始めたので、自分の中では教科書です。尊敬する樺沢紫苑先生の、「学びを結果に変えるアウトプット大全」の内容を今日はお届けしたいと思います。

 昨日の復習になります。インプットとアウトプットの割合は、3:7です。沢山インプットするほど賢くなる訳ではないのです。本を読んだ後で、その内容を人に教えることができて初めて、役に立つ情報になります。インプットは自己満足、アウトプットこそが自己成長です。

 知識の定着は、アウトプットの回数に比例します。少なくともインプットした情報は、2週間に3回アウトプットしましょう。側頭葉の長期記憶に入れてしまうのです。インプットとアウトプットを繰り返すことで、自分は螺旋階段を登るように少しずつ成長します。

 アウトプットしてみた結果、疑問が生まれたら、もう一度インプットを見直しましょう。何度も本を読むと、読むたびに気づかなかった情報に気付いたりします。アウトプットをフィードバックして、うまくアウトプットできなかった部分を、もう一度インプットするのです。自分の中に情報を落とし込む作業となり、成長が加速します。

 アウトプットの方法は、話すこと、書くこと、行動することです。いずれも自分の身体を動かすことです。原始時代に、ヒトは身体を動かすことで学習し、記憶し、生き残ってきました。運動神経を使った記憶は『運動性記憶』と呼ばれます。

 運動性記憶は、大脳だけでなく、小脳などの様々な脳を連携するため、多くの神経細胞に記憶が残るので忘れにくいのです。乗れるようになった自転車は、10年ぶりに乗っても乗り方は忘れていないはずです。学生の時に、何度も書いたり、声に出したりして覚えましたよね!

 まず学んだ事を、人に話してみましょう。これが一番簡単なアウトプットです。昨日読んだ本や、聞いた話、テレビで見た事などを家族や友人に話すのです。情報だけでなく、自分の考えや気づいたことなどを一緒に話すことで、オリジナルな情報となり、そこに価値が生まれます。ポジティブな言葉で話しましょう。

 二番目は書くことです。書くと圧倒的に記憶に残ります。脳内の注意の司令塔である、脳幹網様体賦活系(RAS/Reticular Activating System)が刺激されるため、脳の隅々まで、集中力が高まります。RASからドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなどが脳全体に投射されているからです。

 書いた時の記憶の残り方は、手書きの方が、キーボードで打つより優れています。また本から学ぶ場合には、本にラインマークを入れたり、気づきを書き込んだりするとRASが刺激されます。アウトプットは、インプットの直後が最適です。記憶が失われていない間に、書いて身体を動かすことで、運動記憶として長く記憶に留めることができます。

 最後は行動することです。行動とは、話すと書くこと以外の全てのアウトプットのことです。インプットされた情報の中で、自分が気付いたことに基づいて、自分のこれまでの習慣を変え、新しい事をやってみる事です。広い意味でのアウトプットです。

 例えば、「週4回、30分歩いたら認知症が予防できる」という情報がインプットされたとしたら、それを実際に自分でやってみることがアウトプットになります。昨日までの行動と違う事を今日の行動に取り入れることが、自己成長です。行動が変わらなければ、未来も人生も変わりません。未来や人生を変えるために必要なことは、行動を続けることです。

 続けるための極意は5つあります。1つ目は、毎日今日することだけを考えて、続けようと思わないことです。たかだかまだ100日ちょっとですが、蒼野もブログを続けています。書きたくない日も正直あったりしますが、とりあえずパソコンの前に座って5分だけ書いてみようと思うようにしています。脳の側坐核は、5分続けた事に対してやる気スイッチをONにしてくれます。確かに書き始めるとなんとかなってきました。

 2つ目は、そのアウトプットを楽しむことです。人に教えることって楽しいですよね。読んだ人が感想をくれたりすると、蒼野も本当に楽しくなります。するとまた皆様が楽しんでもらえそうなことを、探して書こうという気持ちになり、続けることができます。楽しむとドーパミンが出てモチベーションがアップするのです。

 3つ目は、目標を細分化することです。ちょっとだけ難しい目標を立てると、ワクワクしてドーパミンが出て、やる気が出てきます。最初から今の自分にはできそうにない、大それた目標を立てると、ストレスホルモンが出てやめたくなるのです。頑張ればなんとかなりそうな目標を繰り返してゆくのが続けるコツです。

 4つ目は、毎日記録をつける事です。樺沢先生の場合は、毎日フォロワー数などを見て、今日も頑張ろうと思うと言われています。蒼野の場合は、自分の記事にいいねがついているのを確認すると、今日も頑張ろうと思います。

 5つ目は、結果が出たらご褒美をあげる事です。目標達成時にご褒美がもらえると、さらにドーパミンが出て、やる気が補充されます。蒼野は100本目のブログの後、久しぶりにワインを飲みました。

 アウトプットすると、知識が自分の物になって、どんどん成長できることはわかるけど、それでは何をすれば良いのと思われる方もおられることと思います。そのための4つのトレーニング方法についても書いてありました。

 1つ目は、日記です。これは蒼野もやっています。7月1日から始めてとりあえず毎日書いています。ブログはパソコンなので、朝起きてカーテンを開けてから、ベッドに座って書いています。朝、昨日良かったことや美味しかった物を思い出して書くと、気分良く1日がスタートします。ポジティブな日記は幸福度をアップする素晴らしい方法です。

 2つ目は、読書感想を書くことです。健康の話題だけでは単調になってしまうので、自分がこれは役に立つと思った本についてもブログに書いています。読む前の自分(ビフォー)+本の内容+気づきと行動(アフター)を書くと、オリジナルな文章になるということも、アウトプット大全で学びました。

 3つ目は、自分の健康状態や気分についての記録です。これは日記に書いています。体重や睡眠時間、運動などについても記録すると、どんな生活の時に、気分が最高になるのか理解できます。調子が悪い事にもいち早く気付いて、対処することもできるので、大いに役に立つアウトプットです。

 4つ目は、ネットでの情報発信です。人の目に触れる文章を書くことや、読んだ人の反応もあることで、緊張しながら真剣にアウトプットすることが、力になります。SNSやブログを続けることで、承認欲求が満たされることもあり、アウトプットが楽しくなります。

 ブログには、100~300~1000の法則というのがあるようです。300記事を超えてくると、ようやく検索エンジンからのアクセスが増え、1000記事を超えると、多くの人の目に留まるようになるという法則です。

 蒼野は今、自分が信じる健康情報を、より多くの人に読んでもらいたい気持ちで書いています。まだまだ遥かに遠い目標のように思えますが、コツコツ積み重ねてみようと思っています。アウトプットのおかげで、少しずつですが、文章を書くことや、考え方、健康知識も自分の中で、成長しているように感じます。とりあえず200記事を目指して頑張ります。

参考書籍: 学びを結果に変えるアウトプット大全    樺沢 紫苑

学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]
価格:1595円(税込、送料無料) (2022/3/5時点)楽天で購入

もし記事が良かったよ!と思われた方は蒼野健造公式ラインのボタンをポチッと押して、ご登録くださいね。ライン登録された方で希望される方の中で、月に1人程(まだ春までは忙しいので)オンライン面談での相談に乗りたいと思っております。