エクストラバージンオリーブオイルの選び方!

2022/04/18

 蒼野が今日初めて知った情報が衝撃だったので、それをシェアしたいと思います。皆様はオリーブオイルは好きでしょうか? 蒼野は大好きです。体に良い油であるというのは、様々な書籍や記事にも書いてあるため、日常積極的に摂る様にしています。

 買う時には、オリーブを直接絞って採れたとされる最高品質のエクストラバージンオリーブオイルを選んでいます。地中海食が良いとの研究もあり、生活習慣病の予防効果やダイエット効果、そしてアンチエイジング効果なども多く報告されてきたこのオリーブオイルは、日本でもここ数年で急速に消費が増えており、食用油ではトップの売上を上げる様になって来ています。

 しかし日本の店頭に並んでいるエクストラバージンオリーブオイルの80%は、実は偽物なのだそうです!! ピーナッツ油やヒマワリ油などの、オメガ6の安い油が多く混ぜられていたり、減量のオリーブにカビが生えていたり、腐敗しているものから搾油したものが入っていたりする様なのです。

 オリーブオイルの闇は深く、これには何十年前から反社会的勢力と結託した国際的なブローカーが関与しているとのことです。1996年の北米オリーブオイル協会の抜き打ち検査では、店頭に並んでいるオリーブオイル73品中、本物のエキストラバージンオリーブオイルは3品のみだったそうです。

 エキストラバージンオリーブオイルは、成分は勿論、その風味も完璧でなければ、名乗ることはできません。しかし日本はエキストラバージンに関する法の規定が全くなく、罰則も無いのだそうです。そのため数百円で買える、偽表記されたエキストラバージンオリーブオイルがスーパーの棚に並んでいます。

 イタリアやスペイン、ギリシアなどの生産国は、国際オリーブ協会(IOC)に加盟しているのですが、意外にもエキストラバージンオリーブオイルの基準は、完全には守られていないのです。科学的な分析はされている様ですが、風味の検査まではなされていません。

 オリーブオイル業界の流通は独特で、生産農家はオリーブの実を、搾油業者に売り、搾油業者はブローカーにオイルを売り、それをうまくブレンドして、瓶詰めされ、エクストラバージンオリーブオイルに姿を変えるという、国際的な分業体制ができています。

 世界一のオリーブオイル生産国は、スペインです。なんとイタリアの3倍の量を作っており、世界の4割のシェアを占めています。イタリアは、オリーブオイルの消費が、生産を上回っており、輸入大国でもあります。しかし日本では、イタリアブランドのオリーブオイルはよく目にしますよね!

 日本に輸入されるオリーブオイルはイタリア産であるものが多い様なのですが、ボトルの原産国の表記は、その国で瓶詰めされたということを示しているだけなのです。他の土地で採れたオイルを、イタリアに持って行って、瓶詰めすれば、イタリア産のオリーブオイルになります。原産国を確認しても、良いオイルかどうかは分からないのです。

 1990年~2006年の、イタリアの年間平均生産量は60万トン、国内消費量は72万トン、輸出量が36万トンでした。生産量が約50万トン足りていません。何処かから持って来たオイルが使われている疑いは濃厚です。原産国を信じてはいけません!

 それでは本物のエキストラバージンオリーブオイルはどうやって選べば良いのでしょうか?値段は1本、500円のものから、1万円を超えるものまであります。原価価格や製造コスト、輸入コストなどを考えると1000円/500ml 以下にはなりません。確かに安いオイルは、偽物しかないと思います。

 しかし高価だからと言っても、品質を反映はしていません。スペインでは本物のエキストラバージンオリーブオイルは千数百円/500ml 程度で売られています。偽物のオリーブオイルもバレないように、同じくらいの値段をつけたり、高い方が安全と思う人の心理につけ込んで、あえて高額で販売したりすることがあります。高すぎるオイルも要注意の様です。

 本物のオリーブオイルを見極めるのに、原産国や値段は、当てにならないことはお分かりになられたと思います。日本で原料のオリーブを輸入して作られたオリーブオイルは、ゆるいJAS規格には適合しています。エキストラバージンほどではなくても、安いオイルが良い人は、国内生産のものの方が安全かもしれません。

 海外ブランドのプレミアムなオリーブオイルに関しては、素人ではわかりません。ちゃんと評価された銘柄を選ぶことが間違いない方法の様です。素晴らしいオリーブオイルを良心をもって作っている業者は少なからず存在しています。

 世界各地で開かれるオリーブオイル品評会は、参考になります。中には眉唾な品評会もある様ですが、毎年続けて賞を取っているような、農園、生産者、銘柄は信用ができます。毎年、日本オリーブオイルソムリエ協会が、世界TOP10の主要コンテストの一つに選ばれている「OLIVE JAPAN国際オリーブオイルコンテスト」を開いています。

 2021年度の最優秀オイルの銘柄は、イタリア I&P Grand Cru La Ramata、Leuci Coratina、OLIO ALLGRETTI PICHOLINE BIO、BIO Coratina、CRUX、スペイン CASTILLO DE SALVATIERRA CORNICABRA、MELGAREJO COMPOSICION PREMIUM、CLADIVM、Oro del desierto Picual、KNOLIVE EPICUREの10本でした。

 蒼野はこれからの楽しみが増えました。1本ずつ手に入れて、味わってみたいと思います。趣味としても、ワインの代わりになるかもです。辛いのか苦いのか?、フルーティなのか、グリーンなのかミントなのか?など、評価と比べながら味わうと楽しそうですよね!しかも身体に良くって、痩せやすくなるなんて最高です。

 最近蒼野はサラダには塩とオリーブオイルをかけて食べています。自分の好みの味のエキストラバージンオリーブオイルに巡り合えると嬉しい蒼野でした。

参照ページ: https://exvoliveoil.com/dbsearch/

 以前の受賞オイルや、金賞や銀賞のオイルも出ているので、気になる方は見てみてくださいね!

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